レオパに与える主な餌について
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レオパの主な餌
レオパは肉食、昆虫食の動物です。主な餌としてコオロギが使われますが、ミルワーム、ピンクマウスなども使用できます。これらは生きているものだけでなく、冷凍品、缶詰も販売されており使用できます。また人工飼料の開発も進んでおり、一般販売されています。ミルワームはリンの含有量が多すぎるためカルシウムの摂取を阻害するという問題が指摘されており、日本ではコオロギが主食として薦められることが多いですが、アメリカのブリーダーはミルワームを選択する傾向があります。
コオロギ
入手、管理の容易さ、コストパフォーマンスの高さから、日本では生きたコオロギがレオパの一般的な餌としてよく使われます。生きたコオロギは価格も安く、入手しやすい餌用昆虫です。
国内で主に販売されているのは、フタホシコオロギとヨーロッパイエコオロギの2種類ですが、一般的にペットショップでコオロギと言えば、ヨーロッパイエコオロギのことを指します。フタホシコオロギは黒から褐色でやや大型になり、ヨーロッパイエコオロギは明るい黄褐色でやや小型です。フタホシコオロギはヨーロッパイエコオロギよりも動きが鈍く、消化も良いですが低温に弱く、共食いなどのロスがあります。
一方、ヨーロッパイエコオロギは丈夫でストックに困らない半面、動きが早く捕えづらく、外皮硬く消化の面でフタホシコオロギに劣ります。コオロギの後ろ足には棘が生えているので後ろ足を取り除いてからあげる方法もあります。
ミルワーム
ゴミムシダマシ類の幼虫であるミルワームは安価でコオロギの餌と並ぶ活餌です。おもに2 cm 前後の小さいものと5 cm 以上ある大きなものが販売されており、飼育するレオパのサイズに合わせて与える事ができます。ただ、殻が硬く消化があまりよくないこと、カルシウムが少なくリンの含有量が高いため、日本では主食にすることは避けたほうが無難であると言われることも多いです。
しかし動きによってレオパの食欲をそそるらしく、食欲が落ちた個体が餌を食べるきっかけに利用できます。またミルワームに栄養価の高い餌 (コオロギの餌、ひよこの餌など) を利用の24時間前までに与えて、餌そのものに栄養を蓄えさせることにより、ミルワームを主食として選択することもできます。
ピンクマウス
多くの爬虫類や猛禽類の飼育で活躍する餌として、冷凍したピンクマウス (ハツカネズミの子) があります。レオパはピンクマウスも良く食べます(ただし個体によっては、食べないものもいます)。
食べ過ぎると肥満の原因になりますが、産卵期のメスなどに与えるのには適していますい。