色彩の変異、アルビノ系モルフ
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アルビノ系モルフ
黒色色素が減ったハイポメラニスック (hypomelanistic) に対して、皮膚の色から黒色色素が抜けている場合、アメラニステック (amelanistic) と呼ばれ、ハイポ系とは区別されます。そして黒色色素の欠乏症のことをアルビノ呼びます。
人など多くの動物の場合は、黒色色素が抜けてしまうと個体そのものが白く見えます。 しかしヘビやレオパのような爬虫類の場合、黒色が抜けても、白くなることはなく、もともとその個体がもつ他の赤や黄色の色素が残ります。
レオパの場合は黒色色素がなくなると、黒い豹紋がピンクや白になります。また体表は全体が黄色からオレンジ色になります。目は、黒色色素が抜けると赤色が残るので赤く見えます。他の動物でもそうですが、アルビノは劣性遺伝します。
メラニン色素は幾つかのステップを経て合成されます。そのため、異なる合成ステップに関与する遺伝子が変異することにより、アルビノにも幾つかの系統が存在します。レオパの代表的なアルビノは作成者の名前をとって名前がつけられています。
主なものにトレンパー氏 (Ron Tremper) が作成した“トレンパーアルビノ”、ベル氏 (Mark Bell) が作成した“ベルアルビノ“、レインウオーター氏 (Tim Rainwater) が作成したレインウォーターアルビノ等が存在しており、少しそれぞれ外観が異なります。
トレンパーアルビノは地色部分が黄色く、豹紋はラベンダー色、白色、ピンク色等様々な色合いです。ベルアルビノは全体的にクリーム色の発色が強く、豹紋部分は茶色です。また、目も他のアルビノに比べて赤色が強くでています。レインウォーターアルビノは他の2種に比べて、色が薄く豹紋も含めて、明るく、白っぽい印象です。