色彩の変異、スノー系モルフ
- HOME
- レオパの品種(モルフ)について
- 色彩の変異、スノー系モルフ
スノー系モルフ
“スノー”と呼ばれるモルフは地色が白であり、雪という意味から“スノー“という名前がつけられています。スノーにも幾つかの系統があり、ブリーダーの名前から タグスノー (The Urban Gecko社の頭文字 TUG)、ジェムスノー (Reptillian Gem社) と呼ばれています。これらは血統交配によりその表現系を強めていったため、血統の意味であるラインブレッドという言葉を付加して、ラインブレッドスノーとも呼ばれています。
これらスノーは、豹紋はきっちりと見られ、地色が幼体時ほど真っ白で、成体になると少しクリームがかった色になります。これらの中で、TUGスノーは優性遺伝することが確認されています。ジェムスノーの遺伝の仕方はまだ確定されていません。
これらのラインブレッドスノーとは別の品種として、マック氏 (Jhon Mack) が作り出した、マックスノーと呼ばれるモルフが存在します。このモルフの外見上の特徴は、上述の他のスノーと同じように地色が白くなっていることです。
しかしそれに加えて、このモルフの最大の特徴は、その遺伝の仕方です。マックスノーとマックスノーを交配すると4分の1の確率で “スーパーマックスノー” と呼ばれる、マックスノーをさらにスーパーにした個体が生まれます。残りは2分の1の確率でマックスノー、4分の1の確率でノーマルが生まれます。“スーパーマックスノー” はマックスノーと大きく異なり、黒い豹紋が一列に並び、地色の黄色がほぼ消失します。
豹紋の大きさは個体により大きく異なっており、細かい点になっている個体もいれば、繋がっている個体も存在します。また、スーパーマックスノーは目にも特徴があり、目が虹彩も瞳孔も含めて真っ黒になります。
ちなみに、マックスノーとノーマルの掛け合わせでは2分の1の確率でマックスノーが誕生し、残りはノーマルになります。またスーパーマックスノーとノーマルの掛け合わせでは、すべてマックスノーになります。