知って納得、正しい給餌方法
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餌の食べ方はレオパによって異なる
餌の与える間隔や、量は幼体か、成体かによっても異なります。幼体のレオパには1cm程度のコオロギを、毎日食べるだけ与えます。大きくなるにつれて与えるコオロギの大きさを大きくしていき、成体のレオパには2~3日に1度、食べるだけ与えるのが適しています。飼育下繁殖個体であるレオパは明るいうちでも餌を食べますが、もともと夜行性であるレオパの場合、夜間の消灯後に餌を与えるのが適しています。
給餌方法は大きく二つ
一般的な給餌方法として、(1) ケージに餌昆虫を投げ入れる方法と、(2) ピンセットでつまんだ昆虫を1匹づつ与える方法があります。
餌昆虫をケージに入れ食べさせる
手間はかかりませんが、隙間に昆虫が逃げこんだりレオパが食べた量を把握しづらい、餌昆虫がケージより逃げ出す可能性もあるなどのデメリットも多い給餌方法です。ミールワ-ムなどを与える場合は餌昆虫が登れないような表面のツルツルした不透明な容器に餌昆虫を入れて与えると、食べた量が把握しやすいです。ピンセットで個別に給餌する
ピンセットでつまんだ昆虫をレオパの目の前に差し出して食べさせる方法では、レオパの食べた量がよくわかります。レオパは動くものに反応しますので、この方法では、生きた昆虫だけでなく人工餌や冷凍、缶詰などの動かない餌を与えることも可能です。冷凍ピンクマウスや冷凍コオロギを与える時にはこの方法で与えます。ちなみに冷凍餌を与える場合は解凍後に室温に完全に戻してから与えて下さい。
餌のペースと量について
飼育本には尾の太さを見ながら与える匹数を調整します。と書かれていることもありますが、初めての飼育の場合ではこれもまた難しいものです。目安としては成体には2~3日に一度のペースで食べるだけ与えるのが基本です。与えるコオロギの大きさはレオパのサイズに合わせます。頭の大きさよりも1周り小さいくらいのコオロギを目安にして下さい。
食べる量はレオパの日々の体調および気温によっても違ってきますのでピンセットで与える場合、差し出した餌を食べなくなるまで与えます。ケージに餌を放って食べさせる場合は、4~6匹程度放って、翌日残っている分を回収し、次の時に放す匹数を調整して下さい。
拒食対策
レオパは飼育温度が20 度程度まで下がると食欲が落ちてきます。もし食欲が低下している場合は、まず飼育温度をチェックしてください。そして少なくとも25度、できれば30度程度まで温度を上げてください。人間は20度では肌寒いと感じないため、低温度は見落としがちです。温度計をチェックする習慣を持ちましょう。
「レオパのお迎え後に気をつける事」のところにも記載しましたが、レオパは環境が変わると、しばらく餌を食べなくなることがあります。しかしこの原因の場合ならば、慣れると食べるようになります。また餌の種類を変えた時も食べないことがあります。