レオパの餌に求める条件って?
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栄養の考え方
レオパは自然下ではいろいろな種の昆虫類を食べ、同時に昆虫類が食べていた植物などを間接的に摂取することによって、ビタミンやミネラルなどの微量元素も取り入れています。一方で、飼育下ではどうしても餌が単一になりがちです。
またストックしておいた餌昆虫は自然下の昆虫に比べて栄養価も下がってしまうので、給餌の際にビタミンやミネラルを添付することが必要になってきます。そのため、栄養補助のサプリメントに書かれているような、栄養補助剤を与えます。また栄養の偏りを防ぐために、決まった餌 (例えばコオロギ) だけでなく、ミルワームやピンクマウス、ハニーワームなど異なる餌をあげるのもお薦めです。
レオパの嗜好に合ったもの
レオパは個体ごとに食べ物の嗜好性が異なります。フタホシコオロギには見向きもしないのに、ヨーロッパイエコオロギは食べる、あるいはコオロギには見向きもしないのに、ハニーワームは喜んで食いつく、或いは個体によっては冷凍ピンクマウスを食べるものもいれば、食べないものもいます。
また繁殖させたブリーダーが利用していた種類のコオロギによく反応する場合も多くあります。導入初期でフタホシコオロギを食べない場合は、イエコオロギを、または逆にイエコオロギに反応しない場合はフタホシコオロギを与えてみるとよいでしょう。
餌を自前で繁殖させる?
レオパの給餌に使う昆虫は餌として販売されているものを使用することになります。採集した昆虫を使用することも可能ですが、定期的に採集することが困難であること、寄生虫を持ちこむ可能性もあることから、お薦めはできません。
慣れた人で、さらにたくさんのレオパを飼育している人であれば、コオロギの繁殖もしてしまう猛者もいますが、現在は価格も安定し、ネットからの注文で健康なコオロギがすぐに届くので、定期的な購入をお薦めします。
保管のし易さ、与えやすさについて
コオロギやミールワーム等生きた餌の長期保管は、栄養価が下がっていくため、お勧めできません。1~2週間程度で食べる量だけ購入するのがお薦めです。保管のしやすさから言えば、缶詰や、人工飼料、冷凍ピンクマウス等が勝りますが、レオパの個体間による食いつきの差などから、すべての個体に人工飼料、缶詰が使えるわけではありません。そのため、レオパの飼育を始める時には、生きたコオロギを与える必要があることを前提として考えておいたほうが良いでしょう。